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阿波鳴門之風景 歌川広重(1797~1858)筆 江戸時代・安政4年(1857) 大判錦絵3枚続

阿波は現在の徳島県。淡路島との間の鳴門海峡は古来、潮の干満による「渦」の名所として知られている。本図は、阿波の撫養浦(むやうら、現在の鳴門市)の大毛島あたりから対岸の淡路島を眺めた風景。目の前では白波を立てながらいくつもの渦が現れ、遠くの海面は光を反射して白く輝いている。風景画の名手として知られる歌川広重は江戸の定火消同心の家に生まれたが、10代半ばで絵の道に入った。代表作に『東海道五拾三次』『名所江戸百景』などがある。

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