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主要展示資料

Ⅰ. 神仏をめぐる挿絵

◆『妙法蓮華経変相図』(みょうほうれんげきょうへんそうず) 中国・南宋時代前期(12世紀)写

日本人にも親しみあるお経「法華経」を絵解きしたもの。かわいい仏菩薩や馴染み深い地獄の面々が、法華経の内容を楽しく解りやすく教えてくれています。本邦初公開!

「妙法蓮華経変相図」中国・南宋時代前期(12世紀)写

Ⅱ. 辞書・参考書の中の挿絵

◆『纂図互註礼記』(さんずごちゅうらいき) 中国・南宋時代(12世紀前半~13世紀後半)刊

儒教のテキストのひとつ、『礼記』の注釈書です。語句の注釈と共に挿絵も添えられています。官吏登用試験「科挙」(かきょ)の受験参考書として作られました。

「纂図互註礼記」中国・南宋時代(12世紀前半~13世紀後半)刊

◆『訓蒙図彙』(きんもうずい) 中村惕斎撰 江戸時代・寛文6年(1666)序刊

江戸時代前期に作られた百科辞典。1図につき、和名と漢名、短い注釈をつけています。子供向けに作られたものですが、精緻な絵と簡潔な内容で、後世に大きな影響を与えました。3本足のカラスに注目!

「訓蒙図彙」中村惕斎撰 江戸時代・寛文6年(1666)序刊

Ⅲ. 解説する挿絵

◆『程氏墨苑』(ていしぼくえん) 中国・程大約撰 明時代・万暦34年(1606)刊

製墨師程大約による墨のデザインのカタログ。全部で515図あり、墨のデザインと文章が一体となって、単なるカタログにはない重厚感をかもし出しています。掲出箇所は「竹林七賢」(俗塵を避けて竹林に籠った7人の文人の故事)図です。

「程氏墨苑」中国・程大約撰 明時代・万暦34年(1606)刊

◆『機巧図彙』(きこうずい) 細川頼直撰 江戸時代・寛政8年(1796)刊

時計や茶運び人形など、「カラクリ仕掛け」で動くモノの仕組みを丁寧に解説した本です。細川頼直は天文・物理・数学などに精通し、西洋天文学も修め、改暦も手掛けました。

「機巧図彙」細川頼直撰 江戸時代・寛政8年(1796)刊

◆『本草図譜』(ほんぞうずふ)岩崎灌園撰 江戸時代・天保15年(1844)頃写

日本で作られた最初の本格的な彩色植物図譜です。本草学者である著者自ら観察した植物約2,000種を忠実に写生したもの。20年余りの歳月をかけて完成しました。園芸種や外国産の植物も掲載されています。丁寧で詳しい解説付き。完成品は多くの大名家に納められました。

「本草図譜」岩崎灌園撰 江戸時代・天保15年(1844)頃写

Ⅳ. 記録する挿絵

◆『環海異聞』(かんかいいぶん) 大槻玄沢編 江戸時代後期(19世紀)写

寛政5年(1793)、米と木材を積んで石巻から江戸に向かった船が難破し、アリューシャン列島に漂着。乗組員4名がロシアから帰国したのは、11年後の文化元年(1804)でした。本書はその記録です。彼らを送って長崎に来たロシア使節レザーノフが日本に通商を求め、幕府は拒絶しましたが、この一件を契機に、幕府の北方への関心が急速に強まりました。

「環海異聞」大槻玄沢編 江戸時代後期(19世紀)写

◆『亜墨神話』(あぼくしんわ)前川文蔵・酒井貞輝編 守住貫魚画 江戸時代末期(19世紀)写

天保12年(1841)秋、13人の乗組員を乗せて兵庫から奥州に向かった船が難破。4ヶ月余の漂流の後にスペイン船に救助されてカリフォルニアに上陸し、その後メキシコにはいりました。本書は、2年後に帰国した乗組員の一人、初太郎の報告を基に作成されました。

「亜墨新話」前川文蔵・酒井貞輝編 守住貫魚画 江戸時代末期(19世紀)写

Ⅴ. 物語る挿絵

◆『琵琶記』(びわき) 中国・高明撰 明時代・万暦(1573-1619)刊

中国元代末(14世紀後半)に作られた戯曲。後漢の学者蔡邕(さいよう)とその妻をめぐる波乱に満ちた物語は、この分野での最高傑作の一つに数えられています。また、挿絵の彫りも極めて精緻で、当時の技術の高さをうかがうことができます。掲載箇所は、夫の行方を捜すために、一人、琵琶を背負い都に上る妻の姿です。

「琵琶記」中国・高明撰 明時代・万暦(1573-1619)刊

◆『伊勢物語』(いせものがたり) 室町時代中期(16世紀)写

日本を代表する貴公子、在原業平の優美で優しい姿をいきいきと伝えてくれる作品。文字と絵のハーモニーの美しさも必見です。掲載箇所は、桜の木の下で歌を詠みあう惟喬(これたか)親王、業平、友人たちの姿です。

「伊勢物語」室町時代中期(16世紀)写