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二つの頂 ―宋磁と清朝官窯

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静嘉堂@丸の内 開館1周年記念特別展

二つの頂
―宋磁と清朝官窯

2023年10月7日(土)~12月17日(日)

青磁鼎形香炉 南宋官窯 南宋時代(12~13世紀)
青磁鼎形香炉 南宋官窯 南宋時代(12~13世紀)
重要美術品 青花臙脂紅龍鳳文瓶 一対 「大清乾隆年製」銘  景徳鎮官窯 清時代・乾隆年間(1736~95)
重要美術品 青花臙脂紅龍鳳文瓶 一対 「大清乾隆年製」銘 
景徳鎮官窯 清時代・乾隆年間(1736~95)

8000年を超える悠久の歴史をもち、陶芸技術の粋を極めた中国陶磁。その歴史上、二つの頂点といえるのが、宋代(960~1279)の陶磁器と清朝(1616~1912)の官窯磁器です。
商工業や各種技術が発達した宋代の中国では、各地で青磁や白磁、黒釉など多種多様で洗練された陶磁器が生み出されました。それらは後世「宋磁」と称えられ、「古典」として現代にまで影響を与え続けています。
また最後の王朝・清朝では、磁器の都・景徳鎮に宮廷用の陶磁器を焼造する政府直営の工房=官窯が設置され、最高の技術と材料をもって皇帝のためのやきものが作られました。
清朝最盛期、康煕・雍正・乾隆の三代(1662~1795)の皇帝たちは、陶磁器への関心が高く、官窯に督陶官が派遣され、技術・意匠の両面で究極ともいうべき作品が次々と生み出されました。
静嘉堂所蔵の清朝官窯磁器には、岩﨑彌之助(三菱第2代社長、1851~1908)が明治20年代という早い段階で蒐集した作品が含まれています。また20世紀初頭には彌之助の嗣子・小彌太(三菱第4代社長、1879~1945)により、日本伝世の宋磁の優品に加え、新出の宋磁や清朝官窯の名品が蒐集され、世界有数の質を誇る中国陶磁コレクションが形成されました。
本展では、南宋官窯をはじめとする静嘉堂の宋磁の名品と、清朝官窯磁器から青花・五彩・粉彩・単色釉の優品を精選し展示します。

会期
2023年10月7日(土)~12月17日(日)
休館日
月曜日、10月10日(火) ※10月9日(月・祝)は開館
開館時間
10:00 – 17:00 (入館は16:30まで)。
金曜日は18:00 (入館は17:30)まで。
会場
静嘉堂@丸の内 (明治生命館1階)
入館料
一般 1500円
大高生 1000円
障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名〈無料〉を含む) 700円
中学生以下 無料

公式オンラインチケット

※当日券の販売もございます。
※無料チケットをお持ちの方はご予約不要です。

音声ガイド
窪田涼子さん
ナビゲーター:
ナレーター 窪田涼子さん
貸出料金:1名様1台 600円(税込)
関連イベント
キュレーターズ・ダイアローグ「中国陶磁の魅力を語る」
[日時]11月12日(日)14時~

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