1977(昭和52)年6月から1988(昭和63)年3月まで静嘉堂文庫展示館において45回の展覧会を開催。その後、美術館建設・開館準備のため休館。静嘉堂文庫創設百周年に際して、1992年(平成4年)4月、静嘉堂文庫美術館が開館しました。年間4、5回の展覧会を開催しています。
世界に三碗のみが現存する「曜変天目」(すべて国宝)のうち、最も光彩が鮮やかな一碗。淀藩主稲葉家に長く秘蔵されたことで知られる“稲葉天目”と、独特の大きな朝顔形の姿に銀色の斑紋が美しい「油滴天目」。本展では、この二つの名碗を中心に、信長-秀吉-家康と、天下人の手を経て今日に伝わる“大名物”茶入「付藻茄子」「松本茄子(紹鴎茄子)」、そして仙台藩主伊達家・加賀藩主前田家といった旧大名家、寺社・豪商・著名な茶人等によって所持された茶道具の名品を精選し、公開致しました。